施政方針演説

3月1日から、平成22年度第一回定例議会が開催されました。私にとって初となる本予算を審議いただきます。その審議にあたって、私の今回の予算や、今後のまちづくりにかける思いを述べさせていただきました。
ますます厳しくなる財政をどうするのか!?今年は約8億円の減収となり、足らずは人件費の(市長就任後すぐに私から20%、副市長・教育長15%、部長級10%、以下役職別に9・8・7・・・0と)段階的な削減をして捻出した4億円と、基金(貯金)の取崩しにより補うことができましたが、基金の残高がほぼ底をつくという点からも、今後はますます厳しい情勢が予想されます。
病院の問題もありましたが、年間15億円からの赤字を出していたことを考えますと、この負担分が今年あったとしたならば、松原市のまちづくりは間違いなく行き詰っておりました。
人件費のカットにも限界もあり、数年先にバラ色の景気回復も見込まれない中で、今後は選択と集中の予算配分を行うと共に、行財政改革を更に推し進めていくのみです。それしか、地方には生き残る術はありません。もちろん、良い権限・財源を国・府から取ってくる事も大事ですし、税収アップとなる攻めの施策を打っていかなければなりません。そして、魅力あるまちづくりにより、人口減少にも歯止めをかけていかなければなりません。
やらなければならない・変えなければならない、問題・課題は山積しております。これからの松原のまちづくりには『健康』と『安全』に重点を置き、限られた財源の中、市民に対して基礎自治体としての勤めを果たし、全ての事案にスピードをもって取り組んでまいりたいと考えております。
今後とも市民の皆様には、ご理解とご協力をお願い申し上げます。