就労支援

本市の地域活動支援センター『ひまわり作業所』を視察してまいりました。きっかけは、本市に籍を置く一般社団法人の全日本ヒューマンサポートより、緊急時や寝たきりの方を介護する際や災害時にも利用できる、携帯にも便利な『使い捨てトイレ(しびん)』を寄贈いただけるとの話しからでした。
聞けば、ひまわり作業所に製造の発注をしていただいており、これまでも各作業所では企業からの簡易作業的な仕事をいただいており、障害を持った方々の就労支援にもなっておりました。ぜひ、そのような活動をしている現場も見たいと思い、実際に作っているところを見学させていただきました。
男性用・女性用と少し大きさ形が変わっており、一般社団法人で特許を取った商品で非常に良くできており、携帯にも便利なものでした。(うちは子供がまだ小さいのでトイレが我慢できませんから、ぜひ車に積んでおきたいです)作業所の人達も、うまく流れ作業で黙々と作っていました。いつもはお喋りもあり非常に賑やかだそうですが、僕が来たことで緊張していたそうです。(役員であるタレントのタージンさんが場を和ませてくれました。やはりプロは違います)早速ですが、本市水道職員が給水活動で陸前高田市にむかいますので、いただいた(使い捨てトイレ)を届けてもらいます。
改めて思うことは、本市の全国で初めての取り組みとなった、就労継続支援事業の市役所食堂『キッチンはな』もそう。他の作業所や他市・府下においても、障害をもった人達を継続して支援ができる体制をつくっていくことが大事です。例えば食堂においての一番の支援は、補助ではなく食べに行ってもらうことです。しんどいから『市が何とか』では継続や広がりはありませんし、一過性で終わってしまいます。何より、一番肝心な自立支援とはなりません。
今後の行政経営の観点からも、これからは一律的な補助という考えではなく、良い事業に対してバックアップをしていくという形が、行政的にも各団体の運営的にも将来にわたって維持可能なものとなります。
作業所によっては、印刷や軽作業的な仕事なら多岐にわたって請けておられる所もあります。ぜひ皆さんも、何か仕事が出せるようなことがあれば、各作業所を使っていただきたいと思います。