信頼とは

 先日、松原市で禁止(就業時間中)をしている、職員の庁舎内での喫煙(事件)が発生しました。
就任時から市民より「職員はいつもタバコを吸ってサボっている」という声がしょっちゅうありました。一年かけてルールを決めましたが、一部の守らない人間がおり庁舎内及び全ての施設内(学校・園も含む)において禁煙を実施してまいりました。
しかし、今回の事件を受けて『今更か!?』という思いと『情けない』という思いで悔しくてなりませんでした。
と申しますのも、今月の私の職員メッセージはHPでもあるように『新しい協働の実現にむけて』〜市民から信頼される職員に〜としております。
これでは、信頼どころか信用すら得ることは出来ません。これまでの役所の悪いところは『大きな事件に発展していなければよい』『始末書・反省文を出せばよい』で終わってしまい、結果同じ間違い・失敗を繰り返しておりました。
部長をはじめ課長や、いわゆる管理職には『課の職員全員にこの問題をキチット伝え、再発防止・問題意識の共有に努めるように』そして、当事者には『市民の信頼を取り戻すにはどうしたらいいか考えよ』と伝えました。
結果二人は自発的に、庁舎内や近隣の清掃活動を行っております。そして彼等の取り組みを見た上司や別部署の職員が、これもまた自発的に清掃活動を行うようになりました。二人の反省をこめた取り組み(改めて市民のために働くという強い決意)と、決して彼らだけの問題にしなかった上司をはじめ心ある職員に、手前味噌かもしれませんが松原市役所職員の良いところが出てきた事に、心強く・嬉しく思います。
今一度、市民から信頼される職員となり“新しい協働”を実現させるために、全職員がそれぞれの仕事や職場・市役所に、愛情と責任・誇りをもって働きましょう。
この取り組みを一過性にすることなく、まず我々行政が協働の見本となるよう、今後は市役所周辺においては松原市職員で清掃管理(アドプト)をしていきたいと思います。
共に活動してくれる方々を募集します!!