3・11から半年が経ちました

まだまだ被災地には皆さんからの義援金がスムーズに届いておらず、日赤を通じて被災地へ届けられている分は約3割とのこと。本市でもこの間7000万円を超える義援金が集まりましたが、ほとんどの方が日赤を通じての希望をされました。
これではダメだと、この間の催し等での挨拶で「松原市から直接義援金や物資を送らせてください」とお願いし、集まった義援金を9月の6日・7日でカウンターパートである陸前高田市に伺い直接お届けしてまいりました。(尚、10月上旬には本市の消防車を寄贈するために、本市消防職員と消防団団長が長靴の寄贈と一緒に、直接陸前高田市へ訪問していただきます)
 訪問後、市内の被災状況を視察し商工会議所も訪ねさせていただきました。やはり『まだまだ時間とお金がかかるな』というのが率直な感想です。今後撤去作業が進んでも、これからのまちづくりに要する経費は莫大なものになるでしょうし、国や県の補助を受けるにしても規制や住民合意等々の問題も考えられます。
会議所の局長さんの話しの中で、人口2万3000人のうち約1700名の方が亡くなられ、800からの商店や会社があった、そのうち被害にあわれたのが600社で多くの経営者が亡くなられたそうです。再建・再開したくても、年のことを考えると断念する方やもう一度同じ地で頑張ろうとしても、資金の融通がつかないのが現状だそうです。多くの若い方々も「この地でもう一度!」という気持ちはあっても、このような状況では雇用がなく、生活を考えると他へ移らざるを得ないとのことです。
いずれにしても、まちの復興計画(長期的なまちづくり)や、今目の前にある問題(市民の生活や雇用・安心安全や健康と挙げればきりがありませんが)を国は全てを同時進行でスピードをもって進めていかなければ、東北の国の再生はありえません。
 今、6ヶ月が経って我々にできることは、改めて震災発生後の気持ちを忘れず、一人一人が出来ることを考え行動に移すことだと思います。
今後も松原市では、東北地域を可能な限り支援してまいります。そして、これからも皆さんからいただいた義援金については、スピードを持って被災地へ直接届けてまいります。  
今後とも義援金等のご支援を宜しくお願いいたします!