国の借金1000兆円

先日の朝刊記事に、国の借金が平成24年度末に1085兆5072億円と『1千兆円台に突入するとの見込みが公表された』とありました。
このことは、我々基礎自治体において決して『対岸の火事』ではありません。
人口1億2765万人で割ると、1人当たりの借金が752万円。オギャーと生まれた赤ちゃんから、現役を終えられたお年寄りまでもが含まれます。
「1人752万円」と言われても、ピンと来ないのが大半ではないでしょうか!?明日にでも取り立てに合うこともなければ、給料から引き落とされるわけでもありません。
私は、よくこう例えます。「借金の返済には、皆さんが収めた税から払われるんですよ」「少子高齢化や人口減少社会の中で、今の制度やサービスは必ず低下しますよ」と、そして特に若い人達には「皆さんの世代は、今のままでは必ず損をする」「だから、政治に関心を!」と言います。
今我々がすべきことは、10年、そして20年・30年先にも『維持可能なまちづくり・制度づくり』を進めていく事だと思います。
それぞれに責任を持ち、国民・市民にビジョンを示し、財源の裏づけ等々の問題を共有していくことが大切です。そして、山積する課題を先送りすることなく『今やるべきことをやる!!』のみです。