防災

1月17日は、阪神淡路大震災からちょうど16年が経った日です。改めて、亡くなれた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。
昨日は、各地で教訓を忘れてはならないと、様々な訓練等が行われましたが、16年前の記憶をもたない若者や、被災していない人間にとっては想像もつかない事が多いのも事実ではないでしょうか。
大阪府下のほとんどの自治体や、松原市においても実際に直接被災した際の活動に携わった職員は皆無です。昨日は、松原市においては緊急時における、より現実的な訓練を行うために、午前7時〜8時30分の時間帯で震度5弱を想定した、緊急参集隊の参集及び初動活動訓練を実施しました。
この訓練の意義は、全ての関係団体が所定の場所に集合してからのヨーイドンではなく、まず参集隊のメンバーが各自自宅から出発するという点です。そして、実際に同じ様な地震が発生した場合に、まず役所へ非常参集し自分がなすべき役割が何なのかという事をきちっと把握でき、この基本的な行動パターンを把握しておれば、様々なケースにも柔軟な対応ができる点が挙げられます。今後も、災害レベルを様々な角度から想定し、各関係機関・団体のお力をかりて、より現実的な訓練・体制づくりをしてまいりたいと思います。
いずれにしましても、やはり初動体制の重要さと、地域の連携というものが重要であり、我々市民はあの教訓を風化させることなく、日頃からの備えを怠ってはなりません。
早朝より参加いただいた職員の皆さん『お疲れ様でした!』