卒業式

今日は小学校の卒業式に参加させていただきました。開式にあたり、まず被災者に対しての黙祷に始まり国歌斉唱、そして卒業証書の授与となりました。卒業式は議会の関係上初めての参加でしたが、子供達の6年間立派に育った姿を見ますと自分の子のように思え、非常に感慨深いものがありました。
松原市長が学校の入学式はもちろん、卒業式に参加させていただくのは初めてのことですが、2つの理由があって参加をいたしました。1つは『市長として松原市の15校全ての卒業生に、市民を代表してお祝いが言いたかった』ということ。そして、もう1つは『東北地方の大地震について』伝えたいことがあったからです。
 冒頭お祝いの言葉の後、このように述べさせていただきました。

今日皆さんは、素晴らしい日を迎えることができたわけですが、忘れないでください。
東北の災害で、多くの尊い・大切な命が失われたことを
学校も帰る家さえも無くなった子供達がいるということを
飲み物や、食べるものが十分に無い中でも、助け合い生きている多くの皆さんの仲間がいるということを どうか忘れないでください。
皆さんには普段、当り前のように帰る場所があり学校もある。
好き嫌いで、食べ残すことができる食べ物・食糧がある。
こういった、全ての当り前のものに、感謝の気持ちを改めて持っていただきたい。
そして、これから中学校へ進学するわけですが、勉強にクラブ活動・あらゆることにチャレンジして頑張ってください。その頑張りが、東北の人達に元気をあたえるからです。
と申し上げましたら、子供達の中にも涙を流す児童がいました。やはり、子供達なりに今回の災害について、多くのことを感じとっているのだなと思います。しかし、これらは一過性なものにしてはなりません。それぞれが、この想いを噛み締めながら“今、出来ることから始めてまいりましょう!”